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抹茶不足はいつまで続くのか

供給不足の真因と、法人調達担当者が今すぐ取るべき対策を解説します。

「抹茶が手に入らない」が業界の共通課題になっている

2023〜2025年にかけて、食品・飲料・健康食品メーカーの調達担当者から「業務用抹茶が確保できない」「既存サプライヤーから必要量が出てこない」という声が急増しています。

これは一時的な現象ではなく、構造的な供給不足が根本にあります。本記事では抹茶不足の原因を整理し、調達担当者が今何をすべきかを解説します。

抹茶不足の3つの根本原因

原因①:世界規模での需要急増

抹茶ブームは日本国内にとどまらず、米国・欧州・東南アジアで爆発的な需要拡大が起きています。米国の大手コーヒーチェーンが抹茶ラテを主力商品に据えたことで、年間需要量が急増。日本からの輸出量も増加の一途をたどっています。

  • 米国:抹茶ラテブームが拡大中
  • 欧州:健康志向との親和性が高く需要成長
  • 東南アジア:抹茶スイーツ文化が急速に浸透

原因②:国内生産基盤の構造的縮小

農林水産省のデータによれば、荒茶の総生産量は2018年(86,100t)から2024年(75,100t)へと長期的に減少しています。茶農家の高齢化・後継者不足・茶園面積の縮小が進んでおり、生産基盤の拡大は困難な状況です。

原因③:碾茶製造設備の増設が追いつかない

抹茶の原料となる碾茶は、専用の碾茶炉と石臼を使って製造されます。これらの設備投資には数年単位の時間とコストがかかるため、需要の急増に生産設備の増設が追いつかない状況が続いています。

📊 データポイント:碾茶生産量は2018年(2,940t)→2024年(5,336t)と増加しているものの、需要の伸びを下回っており、スポット市場での逼迫が続いています。

「いつまで続くのか」への現実的な回答

残念ながら、2025〜2026年の収穫期においても需要超過の状態は続くと見込まれています。以下の理由から、短期的な解消は難しい状況です:

  • 茶園・設備の新規投資には最短3〜5年かかる
  • 海外需要(特に米国)の勢いは当面継続
  • 品薄による価格上昇でサプライヤーの在庫も枯渇しやすい

中長期的には鹿児島産の拡大・海外産のシェア増加により緩和される可能性がありますが、品質重視の業務用抹茶については依然として入手困難な状況が続く見通しです。

調達担当者が今すぐ取るべき対策

対策①:年間契約の早期確保

スポット市場では価格が高騰しており、年間契約での確保が最も有利です。収穫期前の早期交渉を推奨します。

対策②:複数サプライヤーからの分散調達(複線化)

単一サプライヤー依存は品薄・価格高騰時のリスクを増大させます。第二・第三調達ラインを確保することで、安定供給体制を構築できます。

対策③:産地・グレードの見直し

宇治一極集中から、静岡・鹿児島・海外産を組み合わせた調達に切り替えることで、コストと供給安定性を両立できます。

対策④:調達プラットフォームの活用

NATURERINGのような調達プラットフォームを活用することで、複数サプライヤーへの一括相談・見積比較が可能になります。

抹茶不足への対策を相談する

安定調達体制の構築・第二調達ラインの確保・スポット補完ラインのご相談はNATURERINGへ。今の状況・課題をお聞かせください。