ARTICLE / OEM調達ガイド

OEM向け抹茶原料の選び方

飲料・食品・スイーツOEM別の抹茶原料グレード選定基準と、品質評価・サプライヤー確認のポイントを解説します。

OEM向け抹茶原料の選定で重要な3つの視点

OEM製品向けの抹茶原料選定は、①製品品質の担保、②コスト最適化、③安定調達体制の3つの視点で総合的に判断する必要があります。どれか一つだけを重視すると、製品の競争力・採算・継続性のどこかで問題が発生します。

用途別グレード選定フレームワーク

飲料OEM(RTD・缶・パウチ)向け

最重視:溶解性・コスト効率・大量安定供給

  • 粒度:超微粉砕(10μm以下)が理想的。溶解性・分散性に直結
  • グレード:業務用〜中グレードが主力。コスト効率を重視
  • 産地:鹿児島・静岡・海外産ブレンドが多用される
  • 確認事項:ロット間の色差(ΔE)管理、溶解試験データ

カフェラテ・ミルク系ドリンク向け

最重視:風味バランス・色味・溶解性

  • グレード:中〜高グレード。抹茶の甘みとうまみが活きるものを選ぶ
  • 産地:宇治・西尾産が採用されることが多い
  • 確認事項:ミルクとの相性試験、香味プロファイルのデータ

製菓・スイーツOEM向け

最重視:色味の鮮やかさ・風味の強さ・価格帯

  • グレード:製品コンセプト(高級〜量産)に応じて選定
  • 確認事項:加熱後の色変化(クロロフィル安定性)、焼成試験データ
  • 高級ライン:宇治産高グレードで「宇治抹茶使用」の訴求が可能

健康食品・サプリメントOEM向け

最重視:機能性成分含有量・安全性証明・認証対応

  • 確認事項:カテキン・テアニン含有量の分析証明書
  • 安全性:残農薬基準(EU・FDA対応の可否)、重金属検査
  • 認証:有機JAS・USDAオーガニック認証の対応可否

💡 重要ポイント:OEM製品の品質は「使用する原料グレード」だけでは決まりません。粒度・水分含量・保存条件・製造工程との適合性も含めて総合評価することが重要です。

サプライヤーに必ず確認すべき品質データ

  • COA(品質検査証):ロットごとの品質データ(色差・水分・粒度)
  • 残農薬検査:国内基準 + 輸出先国基準への適合確認
  • 重金属検査:鉛・カドミウム・ヒ素・水銀の検査証
  • 微生物検査:一般生菌数・大腸菌群の検査証
  • 放射性物質検査:特定産地(東北・関東近辺)の場合は必須
  • 成分分析:カテキン・テアニン含有量(健康食品向け)

OEM向け調達で見落としがちな確認事項

  • ロット間の品質安定性(ロットブレンド管理の体制)
  • サンプルと実ロット品の一致性(量産時の品質差)
  • 最小発注量と量産ロットの設定差
  • 緊急スポット発注への対応可否と価格条件
  • 包装・梱包仕様の対応可否(kg/袋・フレコン等)

OEM向け抹茶原料の選定・調達相談

OEM製品の仕様・用途・品質基準をお知らせいただければ、最適なグレード・サプライヤーをご提案します。