飲料メーカーの抹茶調達で今、何が起きているか
2024〜2025年にかけて、飲料メーカー・飲料OEM事業者の調達担当者からの最も多い問い合わせが「RTD向け抹茶原料が確保できない」です。国内外での抹茶需要急増と生産量制約が重なり、特に大ロット調達が必要な飲料業界の影響が深刻化しています。
飲料用途別の原料スペック
RTD(ペットボトル・缶・パウチ)
最も大量消費される用途。品質・コスト・供給量の3点をバランス良く満たすサプライヤーの選定が最重要です。
- 粒度:10μm以下の超微粉砕が標準。高溶解性・高分散性を確認
- 色差管理:ΔE≤2.0程度の厳格な管理を求めるケースが多い
- pH適合性:酸性飲料(低pH)では変色リスクがあるため、事前試験が必須
- ロット:年間数t〜数十t規模の安定調達が前提
カフェラテ・ミルクティー
抹茶風味が製品の差別化要素になる用途。品質重視の選定が競争力につながります。
- 宇治・西尾産の中〜高グレードを採用するケースが多い
- ミルクとの相性(脂肪分との乳化特性)を事前テストする
- 加熱殺菌工程での風味変化を確認する
粉末・スティック飲料
- 水への溶解性・再分散性が最重要
- 粒度均一性・ダマになりにくさを確認
- 低水分・低吸湿性の確保(保存安定性)
💡 飲料メーカー向け注意点:「サンプル品」と「量産品」の品質差が大きいサプライヤーがあります。量産前に必ずロットサンプル(パイロットロット)での評価を行うことを推奨します。
飲料メーカーの調達体制構築ステップ
- 年間調達量の計画作成:SKU別・季節変動込みの年間必要量を試算
- メインサプライヤーの確保:主要グレードを年間契約で確保
- 第二調達ラインの確立:別産地・別サプライヤーからのスポット補完ラインを確保
- 品質評価体制の整備:受入検査基準・合否判定基準の文書化
- 在庫バッファの設定:収穫シーズン前後の在庫積み増し計画
今すぐできる調達リスク軽減策
- 現在のサプライヤーの年間供給量・在庫状況を確認する
- 新規サプライヤーへのサンプル依頼・評価を開始する
- スポット調達先として1〜2社を開拓しておく
- 産地・グレードを1種類に絞らず、複数の選択肢を確保する
飲料メーカー向け調達体制の構築相談
RTD・飲料OEM向け原料の安定調達体制・第二調達ライン・スポット補完のご相談はNATURERINGへ。年間調達量・現在の課題をお聞かせください。